門下生の声

「用意不用力―意を用いて力を用いず」。

高小飛先生が伝承している呉式太極拳は、正に長い歴史の営みの中で中国の人々が育んできた中国文化の精華です。

高校生の時に“年を重ねても使える、年を重ねたほうが強くなる”中国武術の存在を知り、衝撃を受けましたが、幸運にも御縁があり、目下その精華を日々学び、喜びと幸せを感じています。教室では多くの先輩方とともに学んでいますが、“力”に依らない太極拳の技を皆体得されており、お弟子さんを確実に育てている先生の指導に深い信頼と安心を感じています。

先生は書家でもあり、中国と日本の文化に精通され、中国茶をいただきながら、武術だけでなく中国の歴史文化について直接お話を伺えることも大きな楽しみの一つです。

先生は常々太極拳は「武藝」だと仰っています。目下50の坂を登り始め、どこまで練功できるかと焦りも感じていますが、老境を迎えた時、風姿花伝に語られる“時分の花”ではなく、(太極拳の)“真の花”を咲かせてみたいものです。

 

小阪


印誠武術館に通わせて頂き4月でやっと2年目を迎える事ができました。真の太極拳を学びたくて入門しました。高先生の指導は1つの型を細かな技に分解して術理として説明して、身をもって丁寧に教えてくれます。また1つの型から色々な応用技になる事も丁寧に説明してくれるためとて も分かりやすいです。

習い始めてわずか2年ですが真の内家拳は映画で見るような派手な動きはありませんが、本の少しの動きが技になって相手を動かしてしまうのを見ると内家拳の奥深さに感慨してしまいますし、学ぶほどに内家拳の面白さに惹かれてしまいます。

高先生は良く武術ではなく、武芸と言います。練習前に中国茶を飲みながらされるお話から真の武術は芸術だと言う事がよく分かります。

今年で私60歳を迎えて体も硬くなり体力も衰えていましたが、足腰の鍛錬もでき、体力もついて身体のバランスが良くなって来たおかげでそれまで何回も起こしていた腰痛も少なくなって来ています。

内家拳のパワーの源は左右の身体のバランスから発していると高先生は必ず言います。行う型に激しい動きもなくて普段運動してない方でも心配なく学ぶ事ができますし、足腰を鍛え バランスを養う独特の基本運動や型を通じて身体の調整にも役立ちます。

真の太極拳や八卦掌を学びたい方は是非いらして下さい。

 

石見


代々受け継がれてきた武術を学ぶのは歴史も感じられて楽しいです。
今、太極拳と八卦掌を学んでいるのですが、先生が折々に太極拳と八卦掌の違いを原理、全体的な戦略面、個々の具体的な状況に対処する方法などで対比して説明してくださるので、それぞれへの理解がより深まります。
まだ始めて2年弱で入り口に立ったばかりですが、少しずつ理解できることが増えてきて楽しいです。

 

森本


入門のきっかけは健康推進のためでしたが、毎回の練習で実際に高先生の華麗な技を見ていくうちに、これまでの武術に対する概念が代わり、ますます上達したい!と考えるようになりました。

先生のお話は、武術だけでなく、日々の生活での様々な場面での心の持ち方にも当てはまるのではないか、と思いながら聞いています。

奥深い太極拳の世界をこれからも自分の心身の成長に活かしてまいりたいと思います。

 

真田


高先生から太極拳のご指導を受けて15年以上になりますが、毎回新しい発見や気付きがあり、その面白さ、楽しさは始めた頃と変わりがありません。套路にある技を実際に試してみると最初は上手く出来ませんが、先生に細かいポイントを直していただくとすぐに技が効くようになって、驚きと喜びで思わず笑顔がこぼれてしまいます。

太極拳は筋力を使いませんので、運動の得手不得手や老若男女を問わず、正しく練習すれば上手になることができます。先生には細かいところまで丁寧に教えていただけますので、初心者、未経験の方も上達が速いと思いますよ。

 

橋本


太極拳を学ぶことは身体の使い方を理解するだけでなく、心の在り方にもつながるような気がします。外側からは見えない内側の力、知れば知るほど面白く、毎週教室へ行くのが楽しみです。

 

黒田


仕事をしていた50代の頃は「ぎっくり腰」「肩凝り」「膝の痛み」があり、それによくつまずきました。現在は太極拳を始めて6年目になりますが全ての苦痛から解放され精神的にも肉体的にもバランスが良くなりました。今は生きている限りこの太極拳を続けて行くことが目標になりました。

 

永井


思えば今から30年以上も前になりますが、陳式太極拳をかじったのを始まりとして、中国武術に触れ、途中、仕事が忙しくて疎遠になる時期もありましたが、つい最近、当教室通うようになるまでに、内家拳を中心にいくつかの他派教室で学ばせていただきました。いろいろと大切なことも教えていただきましたが、残念ながら自分には才能がないため、強くなることもなく、いたずらに時間を浪費してしまったようにも感じます。今では年を取って激しい動きは苦手となりました。それでも武術への興味は残っており、本物の太極拳を習得できるものなら是非という思いがあって、漂流者のように当教室にたどり着いた感があります。

驚いたのは、教える内容の深く高度なこと、老師の技の鋭く強力なこと、老師が個人個人をとてもよく観ていて、各個人に適した指導をされていることです。

また、老師は温和で人間的な魅力にあふれており、飾らない性格で気さくに接していただけるのは、教わる側にとって大変ありがたいことです。本部教室では、お茶を飲んで老師とお話する機会も多く、新入りの私も自然と打ちとけることができました。

高老師は、実戦名人として名を馳せた王培生大師にマンツーマンで、昔のそのままの実戦技法を学ばれたそうです。学びはじめたばかりの私には、まだまだ解らないことだらけですが、本来の武術としての太極拳を学べる喜びとともに、その凄みを感じはじめています。

 

武川


太極拳を学ぶのは楽しいことです。

先生の柔らかな力を味わったり、先生のちょっとした一言で自分が変わるのは、大きな喜びです。

先生は生徒のことをよく見ていて、小さな変化にもすぐ気づくし、ときどき考えていることも知られているような気がします。

書があり、お茶があり、季節の花のある教室奥の小部屋は、現実の日々がつらいとき安心できる避難場所でした。

先生はときに厳しいこともあるけれど、私には計り知れない奥深さを持った人で、いつでも生徒のことを見守ってくれています。

 

山戸


現在68歳の男性です。40代前半にギックリ腰を患う、3年連続の都合5回、原因は運動不足による筋力スジ力の衰えを甘く見ていた為だった。

身体に負担が少なく長続きする運動をしようと思い何がよいのか探しているうち、たまたま高先生の太極拳教室が近くにあり、通い始めたのが太極拳との出会いであった。

太極拳動作は身体に負担のない運動と想っていたが、柔軟性を重んじ力まずに筋肉やスジに負担を掛けながら、バランスを取りながら柔らかい動きをする、力任せでないことを知ったのも驚きであった。

太極拳の練習後なぜか腰の痛みもやわらぎ全身が軽くなった様な気分になり、長く続けられる運動と確信した。1年位すると腰痛も取れ腰痛バンド等の補助具が不要になった。

すると今度は太極拳が上手になりたいと欲も出、護身術的な柔らか武術の身体動作に興味が湧き、教室に通うのが楽しみになりました。

正しい太極拳的な動きをマスターするには長年の練習も必要です、即席に上手にならないので辛抱する心の強さも必要なようです。

今の目標は力に頼る動きから、なかなか脱せず、太極拳的には、まだまだ発展途上でモタリモタリしています。

 

高先生とお会いしてから20年近くになります、その間、転勤など仕事の関係で10年近く太極拳から離れてしまい教室に通っていませんでした、仕事も辞め時間もできましたので、老齢の身体と相談しつつ、年齢相応の体力と気力の維持を保つ為と呉式伝統太極拳の深み、高みを少しでも知りたいと思いつつ、又お休みの10年間で忘れたことも多くあり学び直したいと思い、再スタートの初心者ということで今年の6月から教室に通い始めました。

高先生、教室の同好メンバーの方々へ、どうぞよろしくご指導の程、お願い申し上げます。

 

(呉式伝統太極拳に触れてみたい方へ)

高先生は、太極拳武術の本質をお話されたり、意念の力で身体操作されたり太極拳技の用法を実戦で応用体現、表現できる方です。ご興味のある方は一度教室で太極拳とは”なんぞや”を体験実感して下さい。そして身体を自在に操れる様に、いろんな動作技を体感し試しながら経験を積んでください、未経験ゾーンの身体操作が体芯、体調や感覚を、整える糧となるでしょう。

最初は身体が太極拳的に動かないので、力みがあったり、固まったり、立ち止まったり、迷ったり、悩んだりしますが、太極拳動作が向上すれば、喜びも湧き、脳も身体も活性化する様に

なるでしょう。

そして太極拳の心技体の動作をともに味わい、一緒に楽しみましょう。

 

草野


王培生大師から伝承された北京呉式太極拳の伝人が、日本に在住している事の驚き。その高小飛先生と出会えた縁に感謝しています

身体に過度な負担はありませんので、始めるのに年齢性別を問いません。求められるのは、持って生まれたバランスを生かす事です。基本功や套路の練習を通じて、潜在的に備わっているバランスを意図的に用いる事を学びます。
無理なく続けてこれたのは、教伝内容はもちろん、先生のお人柄、教室に通う皆さんの雰囲気です。

今後ともよろしくお願い致します。

 

忠田


初めて太極拳を知ったのは小学校6年生の頃、漫画「男組」の主人公が使う陳家太極拳でした。当時はブルース・リーの映画も流行っており、カンフーブームが到来していました。しかし、その時は太極拳の情報が少なく教えているところも解らずじまいでした。

就職して結婚後に雑誌「武術」を本屋で見かけて再び太極拳への興味が沸々と湧いてきました。その時も陳式太極拳の教室を探していましたが、ある日「武術」の記事の中に呉式太極拳の教室レポートを見つけました。そこに紹介されていたのが高小飛老師でした。陳式太極拳を探していたのに何故か高老師の教室を訪ねていました。

不思議な縁だったと思います。そこから約17年経ちましたが太極拳に対する興味が薄れることはありませんでした。何故飽きっぽい自分が長く興味を持ち続けられたのかそれは学んでいる太極拳が本物であることが一番の理由です。高老師の教授法には「意を用いて力を用いず」を体現するためのメソッドが体系的に備わっています。最初は理解し辛いものもあると思いますが続ければ必ず体験することができます。

太極拳、八卦掌は先ず基本功と套路を覚える事から始まります。徒手の套路の後は武器の套路を学びます。ある程度進むと推手と撃剣を学びます。撃剣は字面を見ると恐ろしげですが剣による推手です。当教室では女性、男性関係なく行っています。一人で練習する套路と対人練習である推手、撃剣は共に太極拳習得に不可欠な練習です。高老師もよくおっしゃっていますが語学学習に於ける発音、文法と会話練習と似た関係です。どちらもとても興味深い内容なので続ければ続けるほど楽しくなってくると思います。特に推手は将棋や碁のような戦略的な感覚も必要です。このような感覚を学べる太極拳の教室は数少ないのではないかと思います。又高老師がよくおっしゃる言葉に、武術は芸術と同じで自分を表現する事が大事と言うものがあります。武芸ともおっしゃっています。ただ相手に勝つことだけが目的では芸術性が育ちません。武を持って自分を表現する手段を学ぶ意識を持って練習する事で心豊かになります。正しく武術を学ぶと身体の健康はもちろん、心の健康も得る事ができます。健康法として武術を学ぶというより正しい武術を学ぶ結果心身の健康を得るというのが当教室の特徴の1つだと感じています。

2番目の理由は教室の雰囲気、老師の人柄です。練習は団体練習のようなものではなく、或る意味個人教授のような形で進みます。他の人と比べること無く自分の感性を大事に学びます。自由に自分を表現できるので自ずと教室内にリラックスした雰囲気が流れます。事実教室では老若男女様々な方々が自分の進度に合わせて和やかに練習しています。このような場所は近頃珍しいと思いますのでこれからも継続していけたらと思っています。

最後になりますが、当教室で学ぶのは北京呉式太極拳の掌門人 王培生先師が高小飛老師に伝えた本物の内家武術です。本物を学べる機会はそんなに多くはないと思います。今現在学んでいるが行き詰まっている感じのある人は是非一度見学に来てただくことをお薦めします。

 

榎本